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言葉の巡礼/京都

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 「たくさん寝たいから私の集合時間を遅らせて」とLINEができる間柄の人たちと、大阪へ遊びに行く。四ツ橋のワッフル専門店で未知の食感のベルギーワッフルを食べていると、余計にお腹が空いてきた。友人と顔を見合わせて隣接するうどん屋に入るか否か、真剣に悩む。胃は小宇宙、2時間後に店の予約を既にしていたので泣く泣く断念。空腹を道連れに南堀江をぶらついていた。

 

 30分後、私たちは網の上のタン塩を見つめている。極度の空腹により、住宅の表札に刻まれた「唐澤」を無邪気に「唐揚げだ!」と叫んだ友人。悲しくなってしまったので予約変更の電話をして、日の浅いうちから肉をどんどん焼いた。

 

 食後にラウンドワンでボーリング。子ども会で送迎バスに揺られて、隣町のボーリング場へ行った時ぶりに。球を投げて、立っているピンを倒す。それを延々に繰り返すだけなのにこうも楽しいだなんて、発案した人はセンスがいい。2ゲームして笑いながら抱き合って別れる。

 

 楽しい食事と適度な運動、満点の休日。