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言葉の巡礼/京都

483

明日からの旅行に備えて粛々と支度。夕食代わりに、イチジクにクリームチーズと黒胡椒を添えて食べた。福岡が絶妙な天気でいてほしい。

457

ここのところ週末に家を空ける機会が多く、セブンイレブンが私の台所になっている。決まって麻婆豆腐かアジの一夜干しご飯、近所の店舗になければ別の台所へと渡ってゆく。今夜はアジの一夜干しご飯のみが販売されていたので、過剰な愛しさ「小骨に注意して…

431

人をダメにするソファは身体をたゆたわせる物なので、枕にしないほうがいい。首がダメになる。ピザを頬張り、小さな画面に額を3つ突き合わせ、永遠に笑う夜を友人宅で越えていた。右を向けなくなった首を抱え、ヨレヨレのスーツと明け方に帰宅。 人が語りた…

365

タイトルが思いつかなくて素数にしていたのだけれど、洗面器にヒヨコ豆くらいの数学センスで考え続けるのには限界がやってくる。 23時のフロアで揺れていた。クラブメトロに石野卓球とアスパラのDJで体を揺らしに、そんな金曜の夜。時間の許す限りいつも一緒…

237

明日書く、メトロから帰宅して4時間後にはシャワーを浴びていなければならない状況。石野卓球とアスパラのDJに揺れてきた。

231

眠る、ひたすらに!

229

春ぶりに学部の友人と一緒に食事、肉々しいハンバーグを囲む。

227

昨夜に友人たちと観た「ジョーカー」の世界を引き摺っているので、暮らしている京都の街とゴッサムシティの垣根がゆるく溶けていた。地下鉄に乗ったらピエロのお面を被った暴徒たちに遭遇するのではないか、怖くなって彼女たちとのグループLINEへ不安の端を…

223

いっとう愛おしい休日、始まりは友人のお母様を囲んでの飲茶から。前菜とメインに追加の点心を平らげた後に、小籠包を更に注文すると店員は恐ろしいものを見る目。胃袋の先に小宇宙。友人がお母様を見送る間に、もう1人の友人とBALで買い物をする。無印で販…

211

高校時代からの大切な友人が踊る発表会へ。曇り空の中を、差し入れの生風味茶漬け詰め合わせと共に駆けてゆく。長らくバレエを習い、全国大会常連のダンス部に在籍していた彼女は周りとどうしたって違っていた。指の先から爪先までとうとうと、彼女の努力の…

199

子供たちと小籠包は似ている。教室に詰め込まれた彼らからはむわりと湯気があがっていた。立ち込める36.8°の体温を前に、ひたすらに試験監督をする。規則正しく並ぶ小籠包を数え続けていた。

197

星野源の機関銃みたく下ネタを散らしてゆくラジオを聴きながらアルバイト先へ。勤務中に理不尽な目に遭う度に、天井へ向かって「おっぱい」と呟く。退勤する頃には行き場を失くしたおっぱいたちが、灯りの落ちた部屋に浮かんでいた。

193

星野源のラジオを聴きながらピスタチオ味のパピコを食べたら1日の疲れが彼方へ、明日も何とか。

191

母親からレターパックにぎうぎうに詰められたバウムクーヘンが送られてきた。あまりにぎうぎうだったので開封した瞬間に「お疲れ様です」と呟く。バター入りのプレッツェルを買うまいかと迷いやめたこと、それだけが今日の心残り。明日の楽しみ、ハライチの…

181

こんなにも本はあるのに読みたい本は見つけられなくて奥歯が欠けてしまいそうだった、白目を剥いて帰宅。

179

住民税の納付をしに市役所へ。新しくてピカピカの庁舎が「搾取」と口を動かして笑っていた、憎らしいので目一杯生きてやる。

173

部屋の掃除をしていたら猛烈な眠気、ようやく見えた床に麻酔針でも落ちていたのか。

167

空腹に身を任せてロイヤルホストへ。いっとう好きなファミレス、にこにこしながら好きな物を食べた。母親は何度訂正しても「ロイヤルホテル」と呼び続ける。

163

うるせえ、最高の私を可愛いがれ。

 157

礼拝学のレポートを書く為に大学図書館にいた。神学に関する文献が並ぶ隣の棚は哲学、シオランの著書たちと目が合う。 大学に入りたての頃、地下の食堂で哲学科の新入生に話しかけられた。重い睡眠障害と憂鬱を埋めるように、シオランの研究にのめり込んでゆ…

151

大学生協のレジで学生証だと信じききり、皮膚科の診察カードを提示していた。店員さんもひたすら読み取り機にかざす、静寂。もうお家に帰りましょう。

149

ハライチのターンを聴きながら、部屋の掃除。半年に一度くらい、徹底的に持ち物を減らしたくなる。もはや部屋ごと捨てたい。

139

傘を携帯しない友人と、そんな彼の紹介で知り合ったチャーミングな友人と中華を食べに雨の木屋町。帰りしな、ガボールで煙草を燻らせながらぽやぽやとお茶をした。山奥の英会話教室で働いている間に流れる時間と、いっとう居心地の良い関係性の友人たちとた…

137

吹雪が行き場を失くす駅のホーム。17歳だった友人と私は、お互いの失恋に涙を流しながら「私たちが付き合えればよかったのに」と環境とタイミングを呪っていた。月日は流れ、そんな彼女からiHerbでコンビニ決済を初めて選択したと連絡。iHerbの支払い方法は…

131

労働明けのハピクルサワー、いっとう美味しくて小躍り。

127

代理講師として山奥の英語教室までやって来た先生に、受付として雇われた私がレッスンを受けた。閑散期だから、2日前に上司になったばかりの人の繰り返し弾む声を背景に恐る恐る彼と向き合う。チョコレート色の綺麗な肌、雨粒みたいな瞳。 「今日の気分は?…

113

ベランダでほろよいのハピクルサワー味を飲んでいた。ヤクルトの味がする。子供と大人の狭間をたゆたいながら、新しい勤務先で習ったことを反芻してゆく。

109

本気"マジ"な盆地"マッドドッグ"の洗礼を受けている、底冷え。

107

柱にしがみついて身体いっぱいの拒絶をする小さい人たち。後ろで流れている怖いくらいに陽気な男女の会話とどきりとする効果音の炸裂と沈黙。英会話は国際人への一歩だから、早いうちに頑張っておいた方がいいらしい。あの子たちはここへ来る度に何度、やり…

103

いっとう大切な友人たちと腕を組み夜を流れていた。辿り着いたのはラジオ英会話がかかる薄暗いBarの前。奇妙な居心地の良さに包まれ、マスターを交えて色々な話をしていたら背後の会話は異様にハイレベルなものへ。 「あなたは無償教育の価値を信じますか」 …